着実に3000本へ A・ロッド記録達成でスポットライトはイチローに
ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが19日のタイガース戦で、史上29人目の通算3000安打を達成。次なる「3000―hit Club」の候補者として、全米のメディアもマーリンズ・イチローにスポットを当てはじめた。
2015/06/21
Getty Images
イチローの3000本達成は来季?
ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが19日のタイガース戦で、史上29人目の通算3000安打を達成した。安打数で現役最多のロドリゲスの節目到達により、次なる「3000―hit Club」の候補者として、全米のメディアもマーリンズ・イチローにスポットを当て始めた。
CBSスポーツでは「次の3000―hit Club入りは誰だ?」と特集を展開。4人の有力候補を挙げ、現在メジャー通算2886安打で最も安打数の多いイチローを最上位に置いた。次いでレンジャーズのエイドリアン・ベルトレ(2657安打)、エンゼルスのアルバート・プホルス(2585安打)、タイガースのミゲル・カブレラ(2266安打)と続いている。
同サイトは「イチローは近年安打数のペースを落としているが、マイルストーンまであと114安打に迫っている」と指摘。その上で「3000安打達成というマーケティング上の金脈があるため、このオフも契約に動くチームはあるだろう」と予想している。
イチローは日本時間20日時点まで、チーム69試合消化で42安打。このペースならシーズン162試合を終えた時点では98安打を積み上げる計算で、その場合2942安打でメジャー15年目を終えることに。机上の計算にすぎないが、3000安打にはあと「58本」と迫っていることになる。
ニューアーク・スターレジャー紙電子版は、「これでスポットライトはイチロー・スズキに移る」と伝え、来季中の達成を予想。FOXスポーツも「3000安打到達はおそらくもう1シーズン必要となるだろう」と分析した。
10月に42歳を迎え、野球選手の暦としては43歳シーズンにあたる来季2016年。果たしてイチローはメジャー契約をつかむことができるのか?それが記録達成へのすべてを握っている。