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MLBのFA三塁手は豪華顔ぶれ揃う! ドナルドソンは5球団から熱視線「年俸27億円相当は確実」

2019/11/17

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大人気の一方で…「長くても3年」「4年契約ならア・リーグ球団」

 メジャーリーグ(MLB)の今オフのフリーエージェント(FA)市場は、昨オフに続き大物揃いだ。その筆頭にゲリット・コール、スティーブン・ストラスバーグという投手2人がいるが、三塁手の面々もなかなか豪華な顔ぶれとなっている。
 
 今オフFAとなった主な三塁手は、アンソニー・レンドーン(前ワシントン・ナショナルズ)、ジョシュ・ドナルドソン(前アトランタ・ブレーブス)、マイク・ムスタカス(前ミルウォーキー・ブリュワーズ)といった面々。米公式サイト『MLB.com』は15日(日本時間16日)、この中でもドナルドソンに対して少なくとも5球団が獲得へ向けた関心を示していると報じている。
 
 その5球団というのは、今季まで所属していたブレーブスをはじめ、ナショナルズ、フィラデルフィア・フィリーズ、テキサス・レンジャーズ、ロサンゼルス・ドジャース。アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグの両リーグの球団から関心を向けられるという人気ぶりだ。
 
 現在33歳のドナルドソンは、これまでのメジャー9年間でオークランド・アスレチックス、トロント・ブルージェイズ、クリーブランド・インディアンス、ブレーブスの4球団で通算1038試合に出場。通算で打率.273、219本塁打、645打点、OPS(出塁率+長打率).878という成績を残した。
 
 ブルージェイズ時代の2015年には打率.297、41本塁打、123打点をマークし、ア・リーグ最優秀選手賞(MVP)を受賞。オールスターに3度、シルバースラッガー賞に2度選出されるなどメジャー屈指の強打者として活躍してきた。元々はアスレチックス時代の初めは捕手を務めていたが、2014年から三塁手に転向。ゴールドグラブ賞のタイトルこそ無いが、ベアハンド(素手)捕球などアグレッシブなプレーで今日までファンを魅了している。
 
 今季は155試合の出場で、打率は.259と低かったが、キャリア2番目に多い37本塁打、94打点と本来の長打力を存分に発揮。3年ぶりに100四球もマークし、OPSは2年ぶりに.900に到達させてまだまだ力が衰えていないことを証明した。
 
 そして、今季年俸が2300万ドル(約24億8000万円)のドナルドソンは、ブレーブスからの1年1780万ドル(19億2000万円)のクオリファイングオファー(QO)を拒否。これを受けて、同サイトはドナルドソンがFA市場で「2022年のオプションを含む1年2500万ドル(約27億円)に相当する2年契約を確実に勝ち取るだろう」と予想している。
 
 しかし、一方で長くても「3年間のオファー」に終わる可能性に言及しており、「もし4年間のオファーがあった場合には、それは指名打者(DH)制があるア・リーグ球団になるだろう。脚に負担を掛けずに力を最も発揮できる」と、ドナルドソンの健康に配慮したニーズが契約に影響するとした。
 
 今季発揮した力を来季も引き続き見せることが必要とされる中で、どの球団と契約を結ぶことになるのか。両リーグ、そして東地区、中地区、西地区のいずれの地区のチームでもプレー経験があるドナルドソン。その契約の行方に大きな注目がそそがれている。

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