故障まみれの“不良債権”セスペデスに復活の日は来るのか。削除された動画に打撃練習の様子
2019/11/20
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来季が4年118億円の大型契約最終年、今季出場ゼロ…
ニューヨーク・メッツのヨエニス・セスペデス外野手が、下半身負傷からの復活へ向けて打撃練習を開始。契約最終年へ向けた調整を進めている。米スポーツ専門サイト『ESPN』が19日(日本時間20日)伝えている。
キューバ出身のセスペデスは2012年にオークランド・アスレチックスでデビューしいきなり25本塁打の活躍を見せると、以後も3年連続20本塁打以上をマーク。ボストン・レッドソックスを経て、2015年にはデトロイト・タイガースとメッツの2球団でキャリアハイとなる計35本塁打を放ち、長距離砲としての存在感を示した。
しかし、メッツ移籍2年目となる2016年シーズンのオフに4年1億1000万ドル(約118億円)の大型契約を結んだものの、2017年は左右の太腿裏(ハムストリング)の張りを発症。
さらに翌2018年は右股関節の張りと両かかと負傷。そして今季2019年は両かかと手術からの回復中に足首を骨折し全休するなど、この3年でわずか計119試合(122安打、26本塁打)と十分に試合に出場することなく過ごしていた。
同サイトによると、同球団傘下のマイナーでインストラクターを務めている元メッツ選手のエンディ・チャベス氏がスイングしている動画を投稿されたようだ。
この動画はブロディ・ヴァンワゲネンGMが「セスペデスが2020年にプレーできるかどうかは不明だ」と発言してから数週間後に削除されたというが、動画にはチャベス氏が投げる球をセスペデスが打つ様子が映されていたという。
来季は4年契約の最終年。その大型契約から“不良債権”とも称された通算163発の大砲は、34歳で迎えるシーズンで2年ぶりにメジャーリーグの舞台を踏むことが果たしてできるのだろうか。