イチローの”兄貴分”、ケン・グリフィーJr.氏の50歳の誕生日に祝福が殺到! レジェンドの全盛期を振り返る
2019/11/22
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シアトル・マリナーズなどでプレーした伝説の外野手ケン・グリフィーJr.氏が21日(日本時間22日)、50歳の誕生日を迎えた。公式サイト『MLB.com』は同日、現役時代の活躍を振り返る動画を掲載し、レジェンドの大切な一日を盛大に祝福した。
グリフィーJr.氏は父に元MLB選手のケン・グリフィー氏を持ち、1987年のドラフト全体1位でマリナーズに入団。1989年にメジャーデビューを果たすと、初年度から127試合に出場し、2年目からは5年連続で打率3割超えを記録した。
高い身体能力を活かした守備と、代名詞とも言える美しいスイングから通算で630本塁打を記録した長打力が魅力の、伝説の外野手だ。1990年には父のグリフィー氏と同じ試合でプレー。史上2組しかいない、「親子で同じ試合をプレー」を成し遂げた。
2001年にマリナーズ入りを果たしたイチロー氏とは兄弟分のような関係で、ともにその高い技術と人間性を認め合う間柄だった。グリフィーJr.氏の引退の際には、めったに平常心を崩すことのないイチロー氏が1試合3つの三振を喫したというエピソードがあるほどだ。逆に、今年3月に東京ドームで行われたイチロー氏の引退試合にはグリフィーJr.氏が訪れて観戦。現役を終えてからも深い絆で結ばれているようだ。
禁止薬物の使用が横行した時代において、クリーンな状態を生涯貫いたグリフィーJr.氏の人気は衰えることなく、未だにファンの間では伝説の存在。50歳という節目の誕生日を迎え、その存在感は増すばかりだ。