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マリナーズ、TJ手術からの復活期す右腕と1年契約 菊池雄星ら先発ローテ候補3人のみの窮地で

2019/11/27

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Getty Images



 シアトル・マリナーズがシカゴ・カブスからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ケンドール・グレイブマン投手と1年契約を結んだ。米公式サイト『MLB.com』や複数のメディアが26日(日本時間27日)、伝えている。
 
 来月12月に29歳になるグレイブマンは、2018年までのメジャー5年間で83試合に登板し(78先発)、23勝29敗、防御率4.38の成績を残した。
 
 米スポーツ専門サイト『ESPN』によれば、2018年7月に右肘側副靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を受けリハビリに取り組んでいるが、復帰した際に200万ドル(約2億2000万円)の保証がされているという。
 
 そして1年350万ドル(約3億8000万円)が保証される2021年のオプション選択権を球団側が行使し、2020年と2021年シーズンで各150投球回に到達した場合は少なくとも計800万ドル(約8億7000万円)を受け取る。
 
 150投球回に到達するまで15回、25回、40回、50回、65回、75回、90回、100回、115回、140回、150回と細かいイニングに分け、その都度ボーナスが加算される仕組みだ(ボーナスは計150万ドル:1億6000万円)。
 
 今季はチーム防御率がリーグ10位(4.99)と振るわなかったことも含め、2012年以来7年ぶりにアメリカン・リーグ西地区最下位に沈んだマリナーズ。
 
 衰えが顕著だった通算169勝のフェリックス・ヘルナンデス投手がFAとなった今、来季の先発ローテーション投手候補は現時点で今季16勝を挙げたマルコ・ゴンザレス、6勝の菊池雄星、そして昨オフトレードで獲得した23歳の有望株ジャスタス・シェフィールドの3人のみ。
 
 投打の戦力再構築が不可欠となっているだけに、グレイブマンの復活は本人としてもチームとしても是が非でも叶えたいところだ。



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