田中将大から2本塁打のJ.D.マルティネス「高めの球を捉えるかがカギ」
デトロイト・タイガース打線に7失点を喫しての5回降板となった田中将大。地元紙『NEW YORK POST』は打線爆発したタイガースに特別な秘策はなく、「田中攻略の秘策を聞けば、ヤンキースも一息つける」というタイトルで、田中の乱調はどんな投手にも起こり得て、うまくいかない日であったことを報じている。
2015/06/23
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タイガース打線爆発も秘策はなし
6月21日のタイガース戦に先発した田中将大は、5回を投げ10安打7失点(自責点5)で今季3敗目を喫した。この登板まではメジャー通算27度の先発で7失点したのは1度のみ。6回に入らずして降板したのはたったの3度だけだった。
だがこの日は二桁安打を打たれ、さらにメジャー1試合では最多の3被弾を浴びた。タイガースは好調を続けていた田中攻略に秘策があったわけではなかったと地元紙『NEW YORK POST』が報じている。
まだ6打席ではあるがここまで田中を打ちこんでいる、J.D.マルティネスはこの日も田中相手に2本塁打を放った。
“The biggest thing is you have to get him up. If you chase him down, it`s going to be a long day. That was something we were able to do. You have an approach- everybody has an approach going into the game- and sometimes you go in there and stick to it, other times you get tempted and chase.”
「一番鍵となるのは、彼の高めの球を捉えること。低めの球を追いかければ、途方に暮れる長い1日になってしまう。今日は意図したことができていた。誰もが自己流のアプローチを持って試合に臨む。試合に入り、それを維持できる者もいれば、揺さぶられ(球を追いかけ)振ってしまうこともある」
「誰もが得意とする相手」がいることをマルティネスは話す。まだ6打数4安打という、少ない対戦しかないため得意にしているとは断言はしていない。だがここまでの対戦ではスプリットに揺さぶられず、ヒットだけではなく長打も打てている。「これからもおそらく多くの対戦があるだろう。自分は打席に立ち、狙い球を絞っていくだけだ」と語った。