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田中将大、炎上も 「一度の炎上で性急な判断を下すべきではない」地元名門紙は冷静

ニューヨークのメディアは厳しい。昨日まで持ち上げた選手にも、調子を落とせば手のひら返しの辛辣な批評も茶飯事だ。しかし、伝統ある『ニューヨーク・タイムズ』は炎上した田中にも慎重な論調だ。

2015/06/23

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一度の乱調で悲観的になることはない

 敢えて問題を探すなら、微妙な制球力を欠いたことだとジラルディは指摘する。田中もそれは認めている。

“I was missing spots,” he said, “and I was missing them by far margins.”
「狙ったところに投げ込めませんでした」と彼(田中)は語った。「しかも、微妙に外れていたのではなく、狙いから全然外れていました」

 投球に鋭さがなかったようにも見えた。ヒジに負担をかけぬよう、球速の変化や制球重視のスタイルを取ってきたためだろうか。

 しかし、同紙はわずか一度の乱調で、今後の田中に対して悲観的になる必要はないとしている。

Even if he has not been as exciting, he has been mostly effective. Over his previous three starts, his first outings since returning from the disabled list, Tanaka had averaged seven innings and seven strikeouts a game with a 1.71 earned run average, and he had not issued a single walk.
今季の田中はエキサイティングではないが十分機能している。DL明け後の過去3登板の平均では平均7回7奪三振で防御率1.71、しかも無四球だったのだ。

「キング・フェリックスですら1/3回で8失点ということもあるんだ」というジラルディの談話も引用している。ジラルディが言及しているのは、マリナーズのフェリックス・ヘルナンデスについてだ。2010年にはサイ・ヤング受賞の彼も、6月12日のアストロズ戦では目を疑う大乱調だった。「彼らだって人間なんだ。時には不調の時もある」。実際、ヘルナンデスは次の登板となる17日のジャイアンツ戦では、8回無失点でリーグ一番乗りの10勝目を挙げている。

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出典:”Masahiro Tanaka has no complaints about his arm, and neither do the tigers”@ The New York Times by Tim Rohan in Jun 21st 2015

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