エンゼルスはコール獲得でも地区優勝は無理? MLB公式が指摘「争いに加わるには十分ではない」
2019/12/01
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先発投手補強が急務も「需要の高い2人の実績ある投手を獲得するのは難しい」
ロサンゼルス・エンゼルスの地区優勝はゲリット・コール投手を獲得しても難しい?米公式サイト『MLB.com』は30日(日本時間12月1日)、今オフシーズンで各球団が行いたい補強について特集。エンゼルスは先発陣の強化が必要と見られる中、厳しい指摘がされている。
エンゼルスは今オフ、本拠地を置くカリフォルニア州オレンジ郡出身でヒューストン・アストロズからフリーエージェント(FA)となったゲリット・コール投手の獲得を目指しているとされている。
しかし、同サイトは「需要の高い2人の実績ある投手を獲得するのは難しい」とし、今季20勝を挙げてポストシーズンでも4勝と活躍したコールを獲得しても、「アストロズやオークランド・アスレチックスとの争いに加わるには十分ではない」と指摘した。
エンゼルスは今季、2桁勝利を挙げた先発投手はいない。フェリックス・ペーニャが8勝を挙げたのが最多で、最も長いイニングを投げた投手は37試合の登板で先発が11試合のみと“ほぼリリーフ投手”のトレバー・ケイヒル(102回1/3)という惨状だ。
それでも、同サイトは「アンドリュー・ヒーニー投手やトミー・ジョン手術(右肘側副靭帯再建手術)を受けた大谷翔平選手が戻ってくれば、多くの疑問がありながら良いローテーションとなる」としており、この2投手や若手有望株で今季5勝を挙げた23歳のグリフィン・キャニング投手らの活躍を生かすためにも、オフにコールら有力先発投手を複数獲得することは何が何でも必要となる。