ドジャースに最強遊撃手リンドーア獲得の可能性 交換相手は球団No.1若手有望株か
2019/12/01
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リンドーアは21年オフにFA
クリーブランド・インディアンスとロサンゼルス・ドジャースの間でトレードが起きる可能性が浮上している。米メディア『DODGER BLUE』が30日(日本時間12月1日)、伝えている。
ドジャースは今オフ、ジョシュ・ドナルドソン内野手やアンソニー・レンドーン内野手などフリーエージェント(FA)市場でのスター選手に注目。地区シリーズで敗れた雪辱を晴らすべく、補強には力を入れている。
しかし、補強面ではFA市場だけではなく、トレードでもある大胆な案が浮上している。それはインディアンスの看板選手であるフランシスコ・リンドーア内野手をトレードで獲得するといったもの。どうやら主力の引き抜きも視野に入れているようだ。
リンドーアは今季、開幕こそ故障で出遅れたものの打率.284、32本塁打、74打点、22盗塁の好成績をマーク。持ち味の守備でもDRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)はプラス9点を記録し、総合力では間違いなくメジャーナンバーワンの遊撃手と言っても過言ではない。
当然、リンドーア獲得となれば相応の代償が必要となる。考えられるのはドジャース正遊撃手で25歳のコーリー・シーガー内野手だが、同メディアによると、インディアンスは他の選手を要求する可能性があるようだ。
その選手とは今季ドジャースでメジャーデビューを飾ったばかりのギャビン・ラックス内野手で、球団若手有望株ランキング1位の22歳。23試合に出場して打率.240、2本塁打、9打点の成績となっており、昇格後いきなりブレイクすることはできなかった。
実績だけでは明らかに釣り合ったトレードではない。しかし、ラックスは3Aで打率.392(199-78)、13本塁打、39打点の成績を残すなどマイナーでは猛打炸裂。今はまた知名度こそ高くないが、大ブレイク候補の1人だ。
もし、トレードが実際に敢行されれば、ドジャースは来季へ向けた戦いへ層が厚くなり、インディアンスも数年後には再び「常勝」を掲げる戦力を築けるかもしれない。球界の勢力図を変えることにもなるトレード案だけに、今後の進展に大きな注目が集まりそうだ。