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ナショナルズFAのジマーマン、再契約希望も引退視野 同球団一筋のベテラン「心配していない」

2019/12/04

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ワシントン移転後初のドラフト1巡目指名選手

 今季球団史上初のワールドシリーズ制覇を果たしたワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)となっているライアン・ジマーマン内野手が、同球団との再契約が叶わなければ現役を引退する意向であることを明らかにした。米スポーツ専門サイト『ESPN』が3日(日本時間4日)、伝えている。
 
 35歳のジマーマンは、モントリオール・エクスポズがワシントンに本拠地を移し「ワシントン・ナショナルズ」となった2005年にドラフト1巡目(全体4位)指名を受けて入団。それ以来ナショナルズ一筋で過ごし、ベテランとなってからは精神的支柱としてチームを引っ張った。
 
 今季はレギュラーシーズンで56試合の出場にとどまり、打率.257、6本塁打、27打点。一方、ポストシーズンではワールドシリーズまで16試合に出場して2本塁打を含む14安打を放つ活躍(打率.255)で球団史上初の世界一に貢献した。
 
 しかし、シーズン終了後に球団は来季1800万ドル(約19億4000万円)のオプションを拒否し、ジマーマンはバイアウトとして200万ドル(約2億1600万円)を受け取りFAに。それでも同サイトによれば、ナショナルズの優勝までのドキュメンタリー映像の試写会に参加したジマーマンは同球団との再契約を希望しているとの考えを明らかにした。
 
 ジマーマンの口から出てきた言葉は、「ここでもう少しプレーするか、もっとゴルフをするかだね」。もし再契約が叶わなかった場合には現役を退く意向であることを示している。そして続けて「お互いにとって何とかしたいと思っている。あとは何かしらの動きがあるかどうかの問題で、それを待っているところだが、自分はあまり心配はしていないよ」と語った。
 
 ナショナルズのマイク・リゾーGMは「今すぐ2020年のアップデートについて話したくない」としているが、メジャー15年間で通算1784安打、270本塁打、1015打点の成績を残してきた功労者が再びナショナルズのユニホームを着ている姿を見ることができるのか、球団とジマーマンの話し合いに注目だ。

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