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和田毅が肩の痛みで緊急降板 故障復帰後も乗り越えるべきもう1つの関門

初勝利を挙げたばかりのカブス和田毅が、肩の痛みを訴え降板した。故障が癒えても、ローテーション復帰を目指す和田には別の困難が待ち受けているかもしれない。

2015/06/25

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今季初勝利後の登板で緊急降板

 6月17日のインディアンス戦で、7回無失点で今季初勝利を挙げたばかりのカブスの和田毅が、22日のドジャース戦で肩の故障を訴え3回無死で急遽降板した。現時点では症状がどの程度深刻なのかは明らかになっていない。次回の登板予定は27日(土)のカージナルス戦だが、登板可否は不透明だ。『MLB.com』は下記のように報じている。

Wada had to leave Monday’s game after two-plus innings because of soreness in his left shoulder. The Cubs felt part of Wada’s problem may have been related to dehydration. He was able to play catch on Tuesday, but manager Joe Maddon wasn’t ready to say whether the left-hander could make his next start, Saturday against the Cardinals.
和田は月曜日のゲームで、肩の違和感を訴え3回0/3で降板したが、球団はこの問題は(蒸し暑い気候による)脱水症状ともある程度関連があるのではと見ているようだ。彼は、火曜日にはキャッチボールを行っている。しかし、ジョー・マッドン監督はこの左腕が次の登板予定である土曜日のカージナルス戦での先発が可能だとは明言していない。

 和田が次回登板をスキップする場合、それがどの程度長期化するかは明らかではないが、代役を立てねばならない。『MLB.com』では、現在カブスはブルペンに2人の元先発投手を抱えていることを報じている。それは、同じ左腕のトラビス・ウッドと荒れ球型の右腕エドウィン・ジャクソンだ。

 ウッドは、自身の不調で和田にローテーションのスポットを明け渡しブルペンへ廻り、そのリリーフで好投を続けている。実際、月曜日も和田が降板後に急遽マウンドに上がり、3回1/3を無失点に抑え勝利投手になった。
 マッドン監督は、「ブルペンに彼が控えているのは本当に力強い」と話しており、ウッドの先発起用の可能性は低そうだ。

 指揮官は、長すぎないイニング数がウッドの好投の要因と見ているようだ。自分の役割が相手打線一回り分だけなら、最初から全力でぶつかれるからだ。

 一方、ジャクソンはダイヤモンドバックス在籍の2010年にはノーヒットノーランも達成した速球派だが、その時も8四球を許している。やや制球難で安定感に欠けるため、先発時代の首脳陣からの信頼も決して高くはなかった。

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