ドジャース、救援右腕トライネン獲得でブルペンの不安払しょくへ 前田健太の起用法に影響も
2019/12/12
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1年10.8億円、今季は成績ダウンも“大幅昇給”
ロサンゼルス・ドジャースが、オークランド・アスレチックスからフリーエージェント(FA)になっている救援右腕ブレイク・トライネン投手と契約を結んだことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が11日(日本時間12日)、伝えている。
31歳のトライネンは2014年にワシントン・ナショナルズでデビューし、2017年途中にアスレチックスに移籍。翌2018年には68試合に登板して9勝2敗38セーブ、防御率0.78、80回1/3を投げて100奪三振をマークする大活躍を見せた。
しかし、今季は右肩の張りなどに悩まされながら57試合の登板。6勝5敗16セーブで防御率4.91と大幅に成績がダウンし、シーズン終了後にFAになっていた。
同サイトによれば、トライネンはドジャースと1年1000万ドル(約10億8000万円)の契約を結んだと関係者の話として報道。今季の年俸が640万ドル(約6億9000万円)だったことから、大幅な昇給となった。
ドジャースとしては、クローザーのケンリー・ジャンセン投手をはじめ、ジョー・ケリー投手、ペドロ・バイエズ投手といった救援陣が不安定だったことから、有力なオプションとしてトライネンを起用したい。シーズン後半には前田健太投手をブルペンに回していたが、トライネンを獲得したことで来季の前田の起用法も注目される。
また、同サイトはトライネン獲得で満足することなく、今後も1~2人は“エリートプレーヤー”を追加しようとしていると伝えており、クリーブランド・インディアンスのフランシスコ・リンドーア内野手やコーリー・クルーバー投手、シカゴ・カブスのクリス・ブライアント内野手などに関心を示しているという。