レイズ・筒香嘉智が入団会見、「情熱的」猛アタック明かす 指揮官ベタ惚れ「リーダーになれる」
2019/12/18
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期待される「多くの汎用性」。DH、左翼手、三塁手と考えられる起用法さまざま
タンパベイ・レイズが17日(日本時間18日)、正式に契約を発表した筒香嘉智外野手(前横浜DeNAベイスターズ)の入団会見を行なった。米公式サイト『MLB.com』が同日伝えている。
ポスティング制度を利用して2年1200万ドル(約13億円)で契約を結んだ筒香は、ケビン・キャッシュ監督とエリック・ニアンダーGMとともに会見の席に臨み、同サイトによれば契約の経緯について「すべてのプロセスを通じて、レイズは自分に興味を持った最初のチーム」とコメント。「ケビンとエリックは非常に情熱的で、『この地区で勝てるようにしてほしい』と伝えてくれた」と猛アタックをかけてくれたことに感謝の気持ちを示した。
レイズは今オフ、サンディエゴ・パドレスとのトレードで、今季チームでトップの出塁率をマーク(.369)していたトミー・ファム外野手を放出。同じように高い出塁率が期待できる筒香(今季.388、プロ10年通算.382)に強い感心を示していた。
また、キャッシュ監督は筒香について「彼は非常にエリートレベルで本当に成功した実績を持っている。前進するため、リーダーの一人になれる選手を獲得できた」と、選手としての能力を評価しながらチームの大きな戦力として考えていることを語っている。
そして同サイトは、筒香の起用法について「レイズは多くの汎用性が得られることを願っている」と言及。「主に指名打者(DH)としてのプロジェクトを展開しているが、守備では主に左翼手としてプレーできる。また、サンプル数は少ないものの三塁守備でも改善を見せており、その改善が続けば、正三塁手候補であるヤンディ・ディアズ(右打者)の左のオプションとして起用できるだろう」としている。
日本人選手として岩村明憲氏、松井秀喜氏らに続いてレイズの一員になった筒香。横浜からフロリダ州タンパに戦いの地を移したスラッガーが、いよいよメジャーリーガーとしてスタートを切る。