大谷翔平、二刀流への挑戦は「良くも悪くも『サンプル』」。野球だけにとどまらない人生観を語る
2019/12/23
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ヤフー株式会社が「Yahoo!ニュース特集」内で連載しているインタビュー企画『RED Chair(レッドチェア)』の第三回ゲストとして、大谷翔平選手が登場。ロサンゼルス・エンゼルスで“二刀流”への挑戦を続ける大谷が、自身の人生観について語っている。
日本球界で前例のない二刀流に挑戦し、数々の常識を覆してきた大谷。2017年オフに海を渡って以降も、メジャーにおいてその能力を遺憾なく発揮している。しかし、日米に巻き起こった空前の二刀流ブームにも浮かれる様子はない。
自身の挑戦に関して大谷は、「僕は、良くも悪くも二刀流の『サンプル』なんです。僕が成功することによって多様性が生まれたり、次に二刀流をやりたいと思った人がスムーズに入れる道が作れたりすると思っています。逆にここで僕がつまずいてしまうと、その道が少し狭くなってしまうのかな、っていうこともありますね」と後進を意識する。
今後について尋ねられると、野球をもっと上手くなりたいと前置きした上で、「一人の人間として、社会に対して信頼に足る人間でありたい。僕は本当に野球しかやってこなかったので、他の要素が抜けていたり、何か欠陥があったりというところが多々あるはずです。何も野球ができるかどうかは、その人が信頼できるかどうかということには関係がないですよね。僕は野球を通じて、そこを高めて行くことが一番だなと考えています」と、野球の枠を超えた人生観を明かした。
2020年には「投手・大谷」も復帰し、再び“二刀流”として走り出す。自身の目標について問われると、「やっぱり一番大きい目標は、ワールドシリーズで優勝することですね。野球人生の目標としては半分もいってない」とさらなる飛躍を誓った。
「野球より面白いことは見つからない。野球のことばかり考えています」と語る大谷の活躍に、今後も目が離せない。
『RED Chair』は、世の中に新しい価値を創造し影響を与えてきたトップランナーの人生観に迫る独占インタビュー企画。型にはまらず生きる彼/彼女たちの多様な人生観を、ヤフーのレッドをまとった椅子から届ける。