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ホワイトソックス、FA左腕ゴンザレスと1年契約に合意 補強止まらず「優勝候補」の声さらに大きく

2019/12/21

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通算130勝、豊富な経験が若手投手陣の頼もしい存在に

 シカゴ・ホワイトソックスが、ミルウォーキー・ブリュワーズからフリーエージェント(FA)になっていたジオ・ゴンザレス投手と1年契約を結んだことが分かった。米スポーツ専門サイト『ESPN』が20日(日本時間21日)が伝えている。
 
 34歳のゴンザレスは、オークランド・アスレチックス時代の2010年から9年連続2桁勝利を挙げ、ワシントン・ナショナルズの移籍1年目だった2012年にはキャリアハイの21勝を挙げナショナル・リーグ最多勝に輝いた。
 
 しかし今季は、昨季途中から加入したブリュワーズで利き腕である左腕を痛め、5月までに登板した試合は6度のみ。7月下旬に復帰し、ポストシーズン進出を争っていたことから9月まで13登板(11先発)と奮起したが、シーズンを通じて3勝2敗、防御率3.50の成績に終わっていた。
 
 同サイトによれば、ゴンザレスはホワイトソックスと1年500万ドル(約5億4000万円)の契約に合意。来季2020年は450万ドル(約4億9000万円)に50万ドル(約5000万円)のバイアウト条項が付き、2021年はホワイトソックス側が1年700万ドル(約7億6000万円)のバイアウト付きオプションを持つという。
 
 今季は数字的に思うような成績を残せなかったゴンザレスだが、本来の実力からすれば先発ローテーションを守り、2桁勝利を計算できる貴重な先発左腕。何より、成長途上の若手が多く先発陣の底上げをしたいホワイトソックスにとって通算130勝という経験豊富なゴンザレスの存在は頼もしい。
 
 今オフは野手陣でも主砲のホセ・アブレイユ内野手と契約を延長し、FAでヤズマニ・グランダル捕手、トレードでノマー・マザーラ外野手を獲得するなど積極的に動いて早くも来季の地区優勝候補との呼び声があるだけに、ゴンザレスの獲得でその声をさらに大きくするものになりそうだ。



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