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メジャーデビューなるか。ヤンキースのNo.1プロスペクト、20歳右腕に要注目

2020/01/13

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昨季はフューチャーズゲームにも選出

 
 新人ながら本塁打王に輝いたピーター・アロンゾ内野手(ニューヨーク・メッツ)ら、昨年も新たなスター候補たちが誕生したMLB。今季はどのような新星が現れるのか。10日(日本時間11日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語版『ラス・マジョーレス.com』は、その一人として、ニューヨーク・ヤンキースのNo.1プロスペクト(若手有望選手)、デイビー・ガルシア投手を挙げて特集している。
 
 ガルシアはドミニカ共和国出身の先発型右腕。2019年シーズンは1Aで開幕を迎えたが、5月には2Aトレントンに昇格。そこで53.2回で87奪三振というパフォーマンスを披露すると、若手選手のオールスターゲーム、フューチャーズゲームに選出。1回をピシャリと抑えた。
 
 20歳の右腕はその時のことを「非常に重要なゲームだったし、いい気分だった。自分がいい選手になるためのポテンシャルを持っていると感じられたし、そのことが頑張り続けようという気持ちで満たしてくれたんだ。僕のキャリアにおいて大事なものになった」と語っている。
 
 そして、フューチャーズゲーム終了後には満を持して3Aスクラントン・ウィルクスバリに昇格。そこでは、11試合(6先発)で1勝3敗、防御率5.40と少し苦しんだが、それでも40イニングで45奪三振と大器の片鱗を見せた。ガルシアはそんな2019年を「自分の能力を進歩させ、メンタル面の成長ができたという点で重要な年だった」と振り返っている。
 
 『MLB.com』がヤンキース内のプロスペクトランク1位に推すまでに成長したガルシア。今年について「一番重要なのはケガ無く過ごすこと。万全なら自分の力を示すことができるし、チームの力になれると常に言い聞かせているんだ」と述べた。 
 
 今季スタートは3Aが有力だが、シーズン半ば、あるいは9月のメジャー昇格の可能性はある、というのが現地報道の見通しだ。2017年にはアーロン・ジャッジ外野手が新人王に、2018年にはミゲル・アンドゥーハー、グレイバー・トーレスの両内野手が、それぞれ新人王投票の2位,3位につけるなど、優秀な若手選手を送り続けるヤンキースの下部組織。ガルシアもこの系譜に続くことはできるのだろうか。今季の活躍が非常に楽しみだ。



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