独自の戦術、経済効率重視、ダブル本拠地案…筒香嘉智が加入するタンパベイ・レイズはどんなチーム?
2020/01/17
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ワールドシリーズ初制覇の期待
筒香嘉智外野手が移籍することが決まったタンパベイ・レイズは1998年にMLBの球団数拡張に伴い誕生した。同じ年に誕生したアリゾナ・ダイヤモンドバックスと同様、MLB内では歴史の浅い新興チームの1つである。
球団創設後、最初の10年はチーム成績が低迷を続けたが、チーム名を当初の「デビル・レイズ」から「レイズ」に変更した2008年に初めてプレーオフに進出すると、アメリカン・リーグも制し、ワールドシリーズまで駒を進める快進撃を見せた。その年から5年間は好調が続いたものの、2013年のワイルドカード進出を最後に、プレーオフからは姿を消していた。
だが2019年シーズンは大方の予想に反して、レイズはシーズン後半に勝率を急激に上げ、6年ぶりのプレーオフ進出を果たしている。球団創設から22年目となる2020年シーズンは悲願のワールドシリーズ初制覇の期待がかかる。
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