メッツ、“サイン盗み”関与のベルトラン監督を解任「彼の野球のキャリアの最終章ではないと確信している」
2020/01/17
Getty Images
1試合も指揮することなく
ニューヨーク・メッツは16日(日本時間17日)、カルロス・ベルトラン監督を解任したと発表した。同氏は、昨年11月に就任したばかりだった。
連日、米球界を騒がせているサイン盗み疑惑。この一週間で、サイン盗みに関与していたとされるアストロズのジェフ・ルーノウGMとA.J. ヒンチ監督、レッドソックスのアレックス・コーラ監督が次々と解任された。
一方で、当時の所属選手に対して処分は科されていなかったものの、MLBの調査報告書において唯一選手で名前の挙がったベルトラン氏。メッツの新監督として大きな注目を集めていた同氏だが、試合を指揮することなくメッツから任を解かれた。
監督として1試合も指揮することなく解任となった例は、以前にもある。米公式サイト『MLB.com』によると、2004年11月にダイヤモンドバックスのウォーリー・バックマン氏が、破産歴などが明るみに出たことを受けて、わずか4日で監督職から退いている。
「双方の合意」によって解任に至った本件。球団は「彼の野球のキャリアの最終章ではないと確信している」と声明を発表し、ベルトラン氏も「機会を与えてくれたことに感謝している」とコメントした。