本拠地「グレート・アメリカン」は保険会社の名前? 開幕日は市民の休日に? …秋山翔吾が入団する古豪シンシナティ・レッズはどんなチーム?
2020/01/23
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長い歴史を持つ球団
秋山翔吾外野手の入団が決まったシンシナティ・レッズの歴史は古い。球団創設は1881年(明治14年)、「シンシナティ・レッドストッキングス」のチーム名で誕生した。当初はアメリカン・アソシエーションというリーグに所属していたが、1890年にナショナル・リーグに加盟すると、そのときにチーム名も「シンシナティ・レッズ」となり、現在に至っている。
さらに時代を遡ると、シンシナティには1869年から同じチーム名を持つ別の「シンシナティ・レッドストッキングス」が存在しており、この旧レッドストッキングスこそが米国史上最初のプロ野球チームだと言われている。
その約130年に及ぶ長い球団歴史のなかでレッズはワールドシリーズを5回制覇しているが、その最後は1990年であるから、もう30年前のことになる。近年は特にチーム成績が低迷しており、2015年から2018年まで4年連続でナショナル・リーグ中地区最下位に沈んでいた。2019年はやや持ち返し、75勝87敗で4位に浮上している。
球団史上初の日本人選手としてレッズと3年契約を結んだ秋山はこのMLBきっての古豪チームが長い低迷期から抜け出すための起爆剤になれるだろうか。
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