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モリーナが“生涯カージナルス”宣言も現役続行に自信 勝利への意欲いまだ尽きず「リングを獲る」

2020/01/21

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Getty Images



現在37歳、メジャー17年目へ「周囲の考えが間違っていることを証明する」

 今季が契約最終年となるセントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手が、カージナルスで現役を終えることを改めて宣言した。米公式サイト『MLB.com』が20日(日本時間21日)、伝えている。
 
 現在37歳のモリーナは、メジャー16年目の昨季は113試合に出場し、打率.270、113安打、10本塁打、57打点をマーク。打撃における衰えはあるものの、DRS(守備防御点:各ポジションの平均と比較し、どれだけ失点を防いだかを示す指標)は+2。失策はわずか1、盗塁阻止は8回記録した。
 
 同サイトによれば、モリーナは会見を開き、今季終了後にチームから契約延長の要望があればプレーを続け、それがない場合は「それで終わり」だと現役を引退する考えであることを明かした。そして、現時点では「膝の具合も良く、体調も良い」と話し、シーズン開幕へ向けてコンディションの不安はないことを強調している。
 
 モリーナが過ごしてきたカージナルス一筋のキャリアで残してきた功績はあまりにも大きい。個人として9度のゴールドグラブ賞(08年~15年、18年)、4度のプラチナグラブ賞(11年~12年、14年~15年)、1度のシルバースラッガー賞(13年)を獲得した他、オールスターゲームには9度選出(09年~15年、17年~18年)。そして、チームにとっても2006年と2011年の2度にわたってワールドシリーズ制覇に貢献している。
 
 カージナルスのオーナーであるビル・デビッドJr.氏は、そんなモリーナについて「ヤディ(モリーナの愛称)は年齢を重ねてもなお目覚ましい活躍、驚くべきことをしてきた」と改めて評価。さらに「ここ数年はケガをしながらのプレーだったが、彼が何年もプレーできると考えていることを私は知っているし、それができれば素晴らしいことだ」と話し、来季以降の契約延長を示唆するコメントを発表した。
 
 モリーナ自身も、プレーだけでなく、勝利への意欲を失ってはいない。「(チャンピオン)リングを獲ること。それは私にとって、そしてチームメイト全員にとって、そして街にとっての目標だ。周囲の人々は『37歳の捕手は活躍できない』と思っているが、私はそれを心に留め、間違っていることを証明する」と語り、今季もキャリアに恥じないプレーと自身3度目、チームとして9年ぶりの世界一を誓っている。

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