モリーナが“生涯カージナルス”宣言も現役続行に自信 勝利への意欲いまだ尽きず「リングを獲る」
2020/01/21
Getty Images
投手力で叶えた4年ぶりの地区V、扇の要の存在感は絶大
カージナルスは昨季、2年目のダコタ・ハドソン投手がチームトップの16勝(7敗)を挙げ大ブレイク。メジャーデビュー後一筋15年のベテラン、アダム・ウェインライト投手も14勝(10敗)と復活し、ナショナル・リーグ中地区を4年ぶりに制した。打線はリーグ15チーム中11位の打率.245、得点は同10位の764点にとどまり、チーム防御率リーグ2位(3.80)の投手力がそれをカバーした形だ。
それだけに、投手陣を引っ張った扇の要であるモリーナの存在感は今なお絶大。昨季チーム2番目に多くマスクをかぶったマット・ウィータース捕手がフリーエージェント(FA)でチームを去ったので、モリーナにかかる期待は昨季以上のものになるかもしれない。
だが、モリーナの意欲とコンディションの良さを考えれば、通算2000本安打(あと37本)、通算1000打点(あと84)の達成とともに個人成績の向上、チームの地区2連覇と世界一への可能性も広がる。そしてその末に、来季以降の契約がどうなるかについても大いに注目が集まることだろう。
1 2