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レッドソックス・ベッツはパドレスへ?トレード案が再燃 総年棒削減に戦力強化…双方にメリット

2020/01/24

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以前はドジャースへの放出案も

 ボストン・レッドソックスはムーキー・ベッツ外野手のトレードについて、サンディエゴ・パドレスと交渉していることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が23日(日本時間24日)、伝えている。
 
 先日のノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)のトレード案に続き、またも大物野手にトレードの噂が立っている。同サイトによると、レッドソックスはパドレスとベッツのトレード交渉を行っているとのこと。18年アメリカン・リーグMVPに輝き、レッドソックスの看板選手であるベッツにパドレス移籍の可能性が浮上した。
 
 ベッツの交換要員として名前が挙がっているのは29歳のウィル・マイヤーズ外野手で、マイヤーズに複数の若手有望株を加えたトレードとなる可能性がある。ただし、現時点ではトレードの可能性はまだ薄く、両球団ともにまだ興味を示している段階だという。
 
 ベッツは昨季150試合で打率.295、29本塁打、80打点、16盗塁の成績。一方、マイヤーズは155試合で打率.239、18本塁打、53打点、16盗塁の成績だった。もしトレードが行なわれれば、低迷中のパドレスにとって大きな戦力強化となるだろう。
 
 また、オフにはロサンゼルス・ドジャースなど、何度もトレード案が浮上したベッツだが、10日(同11日)にも球団年俸調停史上最高額となる1年2700万ドル(約29億4000万円)で合意。チームを代表するスター選手が新たな契約を結び、来季もレッドソックスでプレーすることがほぼ確実となっていた。
 
 しかし、緊縮財政策を敷き、総年棒を下げたいレッドソックスにとって、高年棒のベッツ放出は大きな助けにもなる。今オフにはJ.D.マルティネス外野手がオプトアウト(契約破棄)せず残留。マルティネス以外にも、デビッド・プライス投手など、高年棒のベテランがチームに多い。
 
 レッドソックスは総年棒削減、パドレスは戦力強化と、トレードはそれぞれにとって魅力があるもののようだ。なお、ベッツは来季終了後にフリーエージェント(FA)となる。そのため、今オフの放出はなくとも、夏場のトレード戦線では再び名前が挙がる可能性が高い。



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