レッドソックス・ペドロイアが故障再発、具合は”深刻”か ここ2年はわずか9試合のみ
2020/01/24
Getty Images
17年にマチャドのスライディングで負傷
ボストン・レッドソックスのダスティン・ペドロイア内野手の左膝故障が再発したことが分かった。米メディア『MASS LIVE』が23日(日本時間24日)、伝えている。
かつて球界を代表する二塁手だったペドロイアだが、ここにきて大きな壁が現れてしまった。同メディアによると、左膝の故障からのリハビリを続けていたペドロイアだが、現在は深刻な再発に悩まされているとのこと。メジャー復帰には暗雲が立ち込めている。
また、レッドソックスのブライアン・オハロランGMはペドロイアがスプリングトレーニング(春季キャンプ)に参加できるかはまだ不透明とも伝えている。ここ数年の長期故障離脱からの復活も期待されているだけに、ファンにとっては非常に心配な知らせとなった。
07年にアメリカン・リーグ新人王に輝くと、翌08年にはMVPを受賞。以後も安定感のある打撃で活躍を見せ、球界屈指の二塁手として名を馳せたペドロイア。ゴールドグラブ賞を4度獲得するなど、持ち味の守備力でも球界トップクラスの実力だった。
しかし、キャリア後半はけがも多かったことに加え、17年にマニー・マチャド内野手(現パドレス)からスライディングを受けて左膝を負傷。同年オフには手術を受けたものの、かなりの治療期間が必要になってしまった。翌18年は3試合、昨季もわずか6試合の出場に留まっている。
なお、チームはシンシナティ・レッズからフリーエージェント(FA)となっていたホセ・ペラザ内野手を獲得、24歳で昨季デビューのマイケル・チェイビス内野手もチームにはいるが、不動の二塁手候補は不在だ。若手選手らでポジションを競い合うことになるだろう。
現在36歳、シーズン中には37歳を迎えるということもあり、現役引退となる可能性も十分にある。かつて球界を代表する二塁手だっただけに、最後にもう一度グラウンドに立ちたいところだが、果たしてそれは叶うだろうか。