秋山翔吾加入のレッズに悲運!主砲の正三塁手がプールで肩負傷し手術 回復長期化ならオールスター選手が穴埋め?
2020/01/29
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昨季49本塁打放った打線の要…GM「スプリングトレーニングは制限かかる」
シンシナティ・レッズの正三塁手エウヘニオ・スアレス内野手が、自宅のプールで右肩を痛め、軟骨除去手術を受けたことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が28日(日本時間29日)、伝えている。
スアレスはメジャー6年目の昨季159試合に出場し、打率.271、49本塁打、103打点、OPS(出塁率.358+長打率.572).930の活躍で大ブレイク。本塁打数はキャリア最多であるとともに、ナショナル・リーグでも2位に入るものだった。28歳という年齢、三塁手というポジションからもチームを攻守で支え引っ張る存在として期待されている。
しかし、同サイトによれば、スアレスは10日ほど前にフロリダ州パインクレストにある自宅プールで肩を負傷。チームのメディカルディレクターであるティム・クレムチェック博士による処置、軟骨除去手術を受けたという。
レッズのニック・クラールGMは「彼(スアレス)は、術後3~5日間は三角巾によって腕を吊るすことになるが、すぐにリハビリを開始する」とコメント。その上で「スプリングトレーニング(春季キャンプ)開始時には動きに制限がかかるが、チームは彼がレギュラーシーズン開幕に向けてプレーする準備ができることを期待している」と3月26日(同27日)に開幕するシーズンへの影響はないだろうとの考えを示した。
また、同サイトは、もしスアレスが開幕に間に合わなかった場合には、オフに獲得したマイク・ムスタカス内野手を三塁手として起用する可能性があると言及。ムスタカスはレッズ加入と同時にスアレスの存在によって二塁転向が余儀なくされているが、これまでのキャリアでは2球団でほぼ三塁手として活躍し(通算1093試合で三塁手として1042試合出場)、3度のオールスターゲーム選出も果たしていた。
クラールGMは現時点で起用法について明言を避けているが、「彼(スアレス)の状態がスプリングトレーニングにどのような影響を与えているか、リハビリ中にクラブ全体にどのような影響を与えるのか理解する必要がある」と話しており、スアレスの身体的な状態を慎重に見極めて判断を下す方針のようだ。
秋山翔吾のいる外野手陣は、27日(同28日)にもニコラス・カステヤノスが4年契約で加わり、若手有望株のニック・センゼルやアリスティデス・アキーノらを含め人材豊富なレッズ。内野陣もムスタカスの加入で柔軟な選択肢が生まれている。それでも、昨季49本塁打、通算147本塁打と実績あるスアレスの存在は大きく、今後トレーニングによってリハビリが長引かないことが最も望まれる。