MLBのマイナーリーグ削減案、米国議会に反対決議提出「適切な解決策ではない」 独禁法やサイン盗みも影響の可能性
2020/01/31
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MLB側も声明を発表
これに対してMLB側も以下の声明を発表し、かねてからの主張を繰り返し、MiLBが交渉のテーブルにつくべきことが重要であるとしている。
「MLBはマイナーリーグのシステムを近代化し、選手たちの待遇を改善し、そして米国中の地域コミュニティで野球を保護することができると確信している。だが、それにはマイナーリーグ機構側の建設的な参画があってこと実現できる。MiLBも彼ら自身の問題として取り組まなくてはいけない。
現在までのMiLBが取ったアプローチは建設的ではなかったし、問題を解決しようとする姿勢も見えなかった。米国議会が果たすことができるもっとも建設的な役割はマイナーリーグ側を説得し、彼らを交渉のテーブルに戻らせることだ。そうすれば、われわれは協力してマイナーリーグと全国の地域コミュニティにおける本当の問題に取り組むことができる」
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