再び浮上なるか。ベテラン右腕がツインズと契約合意 2年連続勝ち頭も急落…若手と競う勝負の春
2020/02/02
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昨季地区Vも開幕先発ローテ2つ“空席”
ミネソタ・ツインズが、ボストン・レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ユーリス・チャシーン投手とマイナー契約に合意したと、米公式サイト『MLB.com』が1日(日本時間2日)伝えた。
32歳のチャシーンは2009年にコロラド・ロッキーズでデビュー。昨季はミルウォーキー・ブリュワーズで開幕を迎えたが、3勝10敗と低迷し8月に解雇された。それでもその後レッドソックスと契約を結び、2球団で計25試合に登板(24先発)。3勝12敗、防御率6.01の成績でシーズンを終えた。
ツインズは、昨季11勝を挙げて地区優勝に貢献した先発右腕のマイケル・ピネダ投手が禁止薬物使用で60試合の出場停止処分を受けたため、開幕から39試合は出場できない。
さらに、オフに獲得した先発左腕のリッチ・ヒル投手も左肘手術でシーズン前半を欠場する見込みとなっており、チームの先発ローテーションはホセ・ベリオス投手、ジェイク・オドリッジ投手、ホーマー・ベイリー投手に続く2つのスポットが空いている。
同サイトによれば、マイナー契約に合意したチャシーンは、昨季メジャー1年目でともに2勝を挙げた右腕ランディ・ドブナック投手、左腕デビン・スメルツァー投手、そして同じく1年目で3勝の左腕ルイス・ソープ投手とローテーションを争うという。
24歳、25歳の若手有望株と争うことになったチャシーンは、経験と実績を武器に再びメジャーの舞台を勝ち取れるのか。2017年にはサンディエゴ・パドレスで13勝、2018年にはブリュワーズで15勝といずれもチームトップの勝ち星を挙げたベテラン右腕が、自身8球団目となるツインズで勝負の春を迎える。