エンゼルス、右腕ストリップリング獲得へ ドジャースとのトレード、大谷翔平の週1起用を可能に
2020/02/06
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先発陣に目途が立つ
ロサンゼルス・エンゼルスが、ロサンゼルス・ドジャースと大型トレードを敢行。『MLBネットワーク』のケン・ローゼンタール記者によると、先に報じられたジョク・ピーダーソン外野手に加え、右腕のロス・ストリップリング投手も獲得するようだ。米公式サイト『MLB.com』が5日(日本時間6日)、伝えている。
4日(同5日)に、ドジャース、レッドソックス、ツインズ、エンゼルスの4球団が絡む2020年最大のトレードが実現。ムーキー・ベッツ外野手、前田健太投手らが移籍する事態となった。このトレードに際して、エンゼルスとドジャースの間でさらに動きがありそうだ。
ローゼンタール記者によると、エンゼルスは、ルイス・レンヒーフォ内野手を放出し、ピーダーソンとストリップリングを招き入れる模様。投手スタッフの改善が課題であったエンゼルスには、大きな価値を生むことになりそうだ。
ストリップリングは、30歳の右腕。メジャー4年間で136試合に登板し、20勝24敗、防御率3.51の成績を残している。主に先発投手としてみられるが、リリーフの経験があり、柔軟な起用を可能にしてくれる存在だ。ウィークポイントは、故障しがちであることで、最も多く投げた年でも122イニングにとどまる。
しかし、エンゼルスにとっては、的確な補強となったかもしれない。現在の先発スタッフは、新加入のディラン・バンディとフリオ・テラーン、ベテランのアンドリュー・ヒーニー、若手グリフィン・キャニング、そして二刀流の大谷翔平の5人。大谷は、靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の影響で、週1度の登板となる見込みで、“6番手”を必要としていた。状況に応じて起用できるストリップリングは、大谷やそのほかの投手を助ける存在となる。
FAで勝ち取ったアンソニー・レンドーン、そしてピーダーソンを加え、超強力打線を擁するエンゼルス。投手力の改善で、今季は注目チームの一つとなるはずだ。