大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » 前田健太 » 「ツインズ・前田健太」なるか。“三角”破談寸前も別件トレードの可能性 ベッツはドジャース行き決裂なら他の選択肢も

「ツインズ・前田健太」なるか。“三角”破談寸前も別件トレードの可能性 ベッツはドジャース行き決裂なら他の選択肢も

2020/02/09

text By

photo

Getty Images



ツインズ有望株グラテロルにレッドソックスが難色

 ボストン・レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手、デビッド・プライス投手がロサンゼルス・ドジャースへ、ドジャースの前田健太投手がミネソタ・ツインズへ移籍するということで大きな注目を浴びたトレード話について、最終的にはツインズが参加しない可能性がますます高くなっていることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が8日(日本時間9日)、伝えている。
 
 同サイトによれば、ツインズは今週初めに一旦は合意したとされる三角トレードの一角となっていたが、ツインズからレッドソックスへ移籍する予定となっていた右腕ブラスダー・グラテロル投手の医療記録に対して、レッドソックスが懸念を示したという。
 
 ベネズエラ出身で現在21歳のグラテロルは、ツインズの球団有望株ランク3位、メジャー全体でも83位に位置するプロスペクト(若手有望株選手)で、2014年にツインズと契約。昨季は傘下マイナーでルーキーリーグ、2A、3Aの3クラスに所属し、計18試合に登板して7勝0敗、防御率1.92、61回を投げて61奪三振の成績を残した。
 
 そして、シーズン終盤の9月1日(同2日)にメジャーに初昇格すると、その日の試合にデビュー。シーズン終了までに10試合にリリーフとして登板し、1勝1敗、防御率4.66、9回2/3を投げて10奪三振をマークしていた。
 
 しかし、レッドソックスはこのグラテロルの医療記録とともに将来について不安を抱きトレードの調整を求めたもようで、関係者によればレッドソックス、ドジャース、ツインズの3球団は電話会議を開いて8日の夜遅くまで解決策を練ろうとしていたという。そしてその結果、ツインズは最終的にこの取引の一部から外れる見通しであるとした。
 
 それでも、同関係者はツインズは三角トレードとしてではなく、前田を先発ローテーションに加えるため、獲得に向けてドジャースと2チーム間でのトレードを行うことができるとしている。

1 2


error: Content is protected !!