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“いぶし銀”の名選手2人が引退 通算1542安打プラド、昨季開幕捕手ハンドリーが現役生活に幕

2020/02/13

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ともにキャリア10年以上、数球団渡り歩く

 昨季マイアミ・マーリンズ所属のマーティン・プラド内野手、オークランド・アスレチックスなど所属のニック・ハンドリー捕手が現役引退を表明した。米メディア『NJ.com』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 いぶし銀で活躍した選出たちが、現役生活に幕を下ろした。12日(同13日)に、昨季マーリンズでプレーしていたプラドと、アスレチックスなどでプレーしていたハンドリーが現役引退を表明。ともに36歳での決断だった。
 
 プラドは2006年にアトランタ・ブレーブスでデビューすると、内野を中心としたユーティリティープレイヤーとして活躍。打撃は確実性が高く、180安打以上のシーズンは3度、2桁本塁打も6シーズンと、チームに欠かせない好打者として光った。
 
 14年途中に移籍したニューヨーク・ヤンキースでも活躍すると、翌15年からはマーリンズでプレー。イチロー氏(15年~17年在籍)らとともにプレーし、リーダー的存在としてチームを導いた。通算成績は14年間で1458試合、打率.287、1542安打、100本塁打、609打点。
 
 ハンドリーは08年にサンディエゴ・パドレスでデビュー。かつては正捕手として期待されていたが、故障などもあって100試合以上出場は3シーズンのみ。メジャー5球団を渡り歩き、バスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)など、超一流捕手のバックアップを務めることも多かった。
 
 守備の評価は高くなかったものの、パンチ力のある打撃が持ち味だった。昨季日本で行われたシアトル・マリナーズとの開幕シリーズにも参加し、オークランド・アスレチックスの一員として開幕戦でスタメンマスクを被っている。通算成績は11年間で974試合、打率.247、766安打、93本塁打、376打点。
 
 両選手ともに球界を代表するスーパースターではなかったものの、メジャーに定着し、チームで必要とされる役割を確実にこなしていた。打撃タイトル獲得などはなくとも、ファンにとっては忘れない選手だろう。



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