レイズ・筒香嘉智がキャンプ突入 指揮官は環境づくり尽力、主力選手も熱視線「デンジャラスな要素に」
2020/02/16
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日本との違い「たくさん」も、キャッシュ監督は断言「日本と同じように存在感放つ」
横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用しタンパベイ・レイズに移籍した筒香嘉智外野手が、自身メジャー初のスプリングトレーニング(春季キャンプ)を迎える。無事にキャンプ地入りした様子を、米公式サイト『MLB.com』が15日(日本時間16日)、伝えている。
筒香は15日にフロリダ州ポートシャーロットで行われるスプリングトレーニングへ向けてキャンプ地入り。新天地で新しいユニホームに袖を通しての練習に「この施設でトレーニングできるのがとても楽しみ」と話し、同僚についても「みんなと知り合い、良いチームメイトになるのを楽しみにしている」とメジャーでの戦いを前に期待感を膨らませた。
この日はまず、クラブハウスで2018年サイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手、昨季メジャー2年目で20本塁打を放ったウィリー・アダメズ内野手、通算3度のゴールドグラブ賞を獲得しているケビン・キアマイアー外野手らに迎えられ、チームの指揮官であるケビン・キャッシュ監督は「彼は本当に好意的に受け入れられたと思うよ。彼は日本で存在感を示していたが、慣れたらここでも同じように存在感を放つだろう。我々は彼に順応する能力を与えるだけで良い」と環境づくりから筒香をサポートする考えを明かしている。
筒香は「(日本とメジャーの)違いはたくさんある」としながら、その主な違いとして「投手が様々なフォームで投げること」を挙げた。その上で、このスプリングトレーニングで少なくとも40打席に立つことが必要だとしている。また、守備に関して同サイトは「最適な場所を把握する必要がある」と指摘。現時点でチームは筒香を左翼手または指名打者として起用し、一塁手としてどの程度できるかを確認する予定だ。
ともあれ、指揮官が話すようにすでにチームメイトからの視線も熱い。キアマイアーは「ヨシ(筒香の愛称)がフィールドで何をするのかを見て、多くの人が非常に興奮しているよ」とコメント。「上手くいけば、彼はたくさんの才能を持ったチームに(相手にとって)デンジャラスな要素を加えることができる」とチームの大きな戦力として受け入れられている。