レイズ・筒香嘉智、効率優先のメジャー流トレに好感触「こっちの方が良い」 指揮官も期待大「対応力すごい」
2020/02/19
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フリー打撃で快音「かなり良いショーを見せてくれた」
タンパベイ・レイズに加入した筒香嘉智外野手が初となるスプリングトレーニング(春季キャンプ)を迎え、フリー打撃で柵越えの打球を放つなど上々の初日を過ごした。米公式サイト『MLB.com』が18日(日本時間19日)、伝えている。
横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用してレイズに移籍した筒香は、フロリダ州ポートシャーロットでスプリングトレーニング初日を迎えた。
水色のユニホームに袖を通し行ったフリー打撃では、チームメイトだけでなくファン、メディア、球団フロント陣など多くの人の視線が筒香のバットに集中。初球のスイングこそ空振りだったが、その後は柵越えの打球を放つなど快音を響かせた。
同サイトによれば、筒香は日本の時より米国の方が打撃投手の距離が近いことを指摘。ケビン・キャッシュ監督も同じことに言及したが、「ヨシについては心配していない。最初のうちは打撃投手との距離が近いことを感じただろうが、彼の対応する力はすごかった。次第にタイミングが取れ、かなり良い“ショー”を見せてくれた」と評価している。
初日を終え筒香は、メジャーと日本のトレーニングの違いについて改めて感想を語った。中でも「(米国に比べると)日本でのトレーニングははるかに長かった。ここでのトレーニングは効率的で時間も短くて驚いた。自分はこっちの方が良い」と話しており、メジャー流に早くも好感触を得たようだ。
また、筒香と同じ「左翼手」として登録されている新加入のハンター・レンフローもフリー打撃で爆発。昨季の33発を含め3年連続20本塁打以上の実績に違わず約10本の柵越えをマークし、見守った指揮官は「彼には多くのパワーがある。本当に強い打球を放っていた。彼が健康であれば、本当に危険な存在だよ」と期待感を示した。
若手の優れた人材が豊富に揃い激しさを増すレイズの外野陣争いだが、その中で筒香も負けれはいられない。ライバルたちとともに今後もアピールを続け、実力でレギュラーの座を掴み取っていきたいところだ。