ドジャースの中継ぎエース・バイエズ、クローザー奪取へ照準
2020/02/24
Getty Images
過去6シーズンで337登板のタフネス右腕
5シーズン連続で50登板以上をクリアした、ロサンゼルス・ドジャースの中継ぎ右腕ペドロ・バイエズ投手は、クローザーという新たなポジション奪取に意気込んでいる。22日(日本時間23日)公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向けサイト『ラス・マジョーレス.com』が報じている。
今季でメジャー7年目を迎えるバイエズ。チーム在籍年数もいつの間にかクレイトン・カーショー投手、ケンリー・ジャンセン投手というチームの顔に次いで3番目になった。元々、三塁手として6年プレーしたが芽が出ずに、投手に転向してキャリアを一転させた苦労人だ。
来月32歳になる右腕は「このチームで続けられてうれしいよ。内野手のキャリアの後にセカンドチャンスをくれたチームには感謝している。色々なことがあった。全てのプレーヤーが困難な時期を過ごすものだが、できる限りのベストを尽くしてそれに立ち向かわねばならないんだ」と語る。
昨シーズンはキャリア2番目となる71試合に登板し、7勝2敗1セーブ、防御率3.10を記録。多くの部門でナショナルリーグのリリーフ投手として上位につけたが、「もっと自分のピッチングを充実させたいし、ゲーム中にもっと確信できるものにしたいんだ」と気を引き締める。
今季終了後にフリーエージェントとなるドミニカ共和国出身右腕は「クローザーをやってみたい。もしチャンスをもらえれば、ここでプレーしたいし、そうでなければ他でプレーするのかもしれない」と新たな役割への想いを述べる。
今オフ、バイエズはドジャースの選手として19年ぶりに年俸調停に勝利した。とはいえ、その年俸は400万ドル(約4憶4400万円)だ。バイエズは、今季もフル回転し、自らの価値を高めることができるのか。守護神ジャンセンとの争いにも注目だ。