ツインズ・前田健太、OP戦初登板は2回1失点 課題明確もすぐ修正、収穫は本人も驚きの球速
2020/02/25
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先頭被弾スタート、最少失点でしのぐも反省「“最高”の投球ではなかった」
ミネソタ・ツインズの前田健太投手が24日(日本時間25日)、フロリダ州フォートマイヤーズでのボストン・レッドソックスとのオープン戦に初登板し、2回1失点だった。
前田はツインズに移籍後初めてのオープン戦。初回は1番のアンドリュー・ベニンテンディ外野手に右翼へ先頭打者本塁打を浴び、その後も安打と四球で無死一、二塁のピンチを迎えたが、4番のミッチ・モアランド内野手を右飛、クリスチャン・バスケス捕手は二ゴロ併殺に打ち取って最少失点で切り抜けた。
立ち上がりにバタついた前田だったが、2回はベテランのケビン・ピラー外野手を一邪飛、若手有望株のボビー・ダルベック内野手を三ゴロ、最後はジョナサン・アラウズ内野手を変化球で空振り三振に仕留めて三者凡退。この日は2回23球を投げて被安打2、与四球1、奪三振1、失点1の内容だった。
米公式サイト『MLB.com』によれば、前田は試合後「明らかに“最高”の投球ではなかった。ゾーンでの速球やオフスピードの球は良いコマンドとは言えない。でも2回には調整して投げることができた」とコメント。明確な課題をすぐさま修正できたことに納得の様子だった。
初回に計測した速球のスピードは91マイル(約146キロ)から92マイル(約148キロ)。自身でもこの時点でこのスピードの速球が投げられたことに驚いたようで「上手くいっている。必要な調整はほんの小さな部分」と、開幕まで1カ月に迫った中で収穫あるマウンドとなったようだ。