岩隈最短で7.5に復帰の可能性も「難しい問題」 指揮官は先発過多にうれしい悲鳴
順調にリハビリ登板をこなす岩隈、最短で7月5日にメジャー復帰となる可能性もある。しかし複数の優秀な先発投手を擁するマリナーズにとって復帰後のローテーション編成が難しい問題になっている。
2015/07/01
Getty Images
リハビリ登板で順調な回復をアピール
今週末にも岩隈久志のメジャー復帰が実現する可能性が高まっている。マリナーズ傘下3Aチームが本拠地を置くタコマの地元紙『The News Tribune』は「岩隈が近々復帰することでマリナーズはローテーションについての決断を迫られている」と題した記事を掲載。昨年15勝をあげた右腕の復帰がマリナーズにとってうれしい悩みとなっていることを報じている。
That positions Iwakuma, who won 38 games over the three previous seasons, to rejoin the rotation Sunday in Oakland for the final game of the Mariners’ nine-game trip.
マリナーズにとってロードでの9連戦の最後の試合となる日曜日のアスレチックス戦で過去3年間で38勝をあげている岩隈久志が復帰すると見られている。
右広背筋の炎症で4月20日のアストロズ戦を最後に故障者リストしている岩隈。現地25日に行われた3Aでの調整登板では4回を3安打無失点、元楽天のニック・エバンス含む4打者から三振を奪うなど好投。現地30日での登板でも6回途中を1失点、降板の原因となった指の違和感は危惧されるものの、投球内容だけを見れば現地7月5日のアスレチックス戦での復帰登板に向けて視界は良好といえる。
一方で岩隈、パクストンを故障で欠いていてもなおフェリックス・ヘルナンデスを筆頭にウォーカー、エリアス、モンゴメリー、J.A.ハップの5人の先発投手を抱えるマリナーズにとって岩隈の復帰は嬉しい悲鳴となりそうだ。マリナーズのロイド・マクレドン監督は岩隈復帰後のローテーション編成について以下のようにコメントしている。
“It’s a nice problem to have,” manager Lloyd McClendon hedged. “Right now, we’re still in the process of figuring out what we’re going to do when he comes back.”
「とても難しい問題だ」とロイド・マクレドン監督は言葉を濁した。「我々は岩隈が戻ってきた時、どうするかという問題について未だに解決できていない」