ヤンキース、メッツ先発左腕マッツの獲得を模索か パクストン開幕絶望、セベリーノ今季終了で
2020/03/03
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昨季キャリアハイ11勝の28歳。現在はメッツでローテ最終スポット争い
故障者続出のニューヨーク・ヤンキースが、ニューヨーク・メッツの先発左腕スティーブン・マッツ投手の状況について関心を示し、メッツに連絡を取っていることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が2日(日本時間3日)、伝えている。
ヤンキースは今季、オフに9年3億2400万ドル(約350億円)の大型契約を結んだゲリット・コール投手を含めて、田中将大投手、ルイス・セベリーノ投手、J.A.ハップ投手、ジェームズ・パクストン投手、ジョーダン・モンゴメリー投手、そして有望株のクラーク・シュミット投手やデイビー・ガルシア投手で強力な先発ローテーションを形成しようとしていた。
しかし、これまでにパクストンが腰の手術で開幕絶望、セベリーノにいたっては右肘靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)で今季が早くも終了となった。実績ある左右の軸となる投手を欠くこととなり、戦力の大幅ダウンが見込まれてる。
そんな中、同サイトによれば、ヤンキースはメッツの先発左腕で昨季キャリアハイとなる11勝(10敗)を挙げた28歳のマッツに興味を示しメッツに直接連絡を取っているという。マッツは現在フリーエージェント(FA)でメッツに加入したマイケル・ワカ投手と先発ローテ最後のスポット争いを繰り広げており、その結果によってはヤンキースと取引が行われる可能性があるだろう。
アーロン・ジャッジ外野手やジャンカルロ・スタントン外野手が故障で離脱し野手陣が大きなダメージを負っている中、投手陣も窮地のヤンキース。同じニューヨークに本拠地を置くメッツから20代の未来ある有力左腕を獲得することになるのか、シーズン開幕まで1カ月を切った中でその行方が注目される。