復帰間近の岩隈久志も貴重なトレード候補? 積極的なトレードを続けるマリナーズ
『ESPN』でもライターを務めるジョナ・ケリー氏が地元ラジオ番組で岩隈復帰に伴い、豊富な投手陣からチームの弱みとなっている打線の補強の可能性を語った。チームが来季以降に勝負を見据えた場合は、今季終了後にFAとなる岩隈も貴重なトレードの駒になる見解を述べた。
2015/07/02
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強みから弱みを補強するトレードを
マリナーズは近々決断を迫られることになる。岩隈久志の復帰が近づいており、ローテーションを守る若手投手も好投を続けている。岩隈のローテーション復帰に伴い、若手投手をマイナーへオプション降格するかリリーフ投手として配置転換するかという決断を求められることになる。
『ESPN』でライターを務めるジョナ・ケリー氏はラジオ番組で違った選択があるのではないかと語った。強みとなる投手陣からリーグワーストの得点力に低迷している攻撃陣を補強することだ。
“They have all kinds of decisions to make. They can consider maybe trading one of their younger pitchers… and they could look to pick up something else. They can look to pick up a bat that way or translate into different assets.”
「彼ら(マリナーズ)はいろいろな選択をしないといけない。若手投手の1人をトレードすることを考えてもいいだろう。そして別の戦力を加えることを模索してもいい。そのようにして強打者、もしくは違った戦力を加えることを検討するのも1つだ」
アリーグ西地区4位に位置するマリナーズにとっては7月31日のトレード期限日は節目となるかもしれない。それまでに来季以降に勝負を見据え売り手となるか、今季に勝負をかけ買い手となるのか。すでに今季、ジャック・ズレンシックGMはトレードを積極的に行っており、低迷する打線の打開策を図っている。シカゴ・カブスとのトレードで中継ぎ投手と交換に捕手のウェリントン・カスティーヨを獲得したと思ったら、数週間後にはダイヤモンドバックスに獲得したばかりのカスティーヨを出して、マーク・トランボを獲得した。結果として良い方向に向かっているのかは別として積極的に動いている。