内紛も影響なし 「MLB史上最強打者」プホルスが月間本塁打球団タイ記録で復活
過去3年間、期待を裏切り続けてきたエンゼルスのアルバート・プホルスが絶好調だ。現在本塁打レースのトップを快走。6月13本は月間球団タイ記録だった。内紛でGMが辞任も、彼の打棒への影響はなさそうだ。
2015/07/02
Getty Images
MLB史上最強打者が見事に復活
アルバート・プホルスの復活ぶりが際立っている。現在、アリーグの本塁打王。6月30日の本拠地エンゼル・スタジアムでのヤンキース戦では24号本塁打を放ったが、これは6月13本目で月間本塁打の球団タイ記録だった。『MLB.com』は、彼の好調ぶりを以下のように伝えている。
Pujols’ shot to center field off New York right-hander Ivan Nova tied the Angels’ slugger with Mo Vaughn, who hit 13 in May 2000, and Tim Salmon, who did it in June 1996. Pujols’ home run Tuesday capped a brilliant month in which he hit .303 with the 13 homers, 26 RBIs, 13 walks and just eight strikeouts in 27 games and 114 plate appearances.
プホルスのニューヨーク(ヤンキース)のイアン・ノバからのセンターへの一発は、2000年5月のモー・ボーン、1996年6月のティム・サーモンというエンゼルスの歴代のスラッガーと並ぶ月間13本目だ。プホルスは火曜日の本塁打で素晴らしい6月を締めくくった。結局27試合114打席で打率.303、13本塁打、26打点。13四球を選ぶ一方三振は8個のみだった。
カージナルス時代はデビューから10年連続3割30本100打点を記録し、MVPにも3度選出されるなど「MLB史上最強打者」との評価もあったプホルスは、2011年オフにFAとなり、エンゼルスと10年総額2億5400万ドルで契約してからは故障もあり精彩を欠き、「不良債権」視されていた。そのプホルスのようやくの本領発揮には、マイク・ソーシア監督もご満悦だ。
“I think we’re seeing Albert at his best,” manager Mike Scioscia said. “We’re seeing what he did in St. Louis year after year“
「全盛期のアルバートの姿だね」と、マイク・ソーシア監督は語った。「これこそ、セントルイス時代に何年も繰り返したパフォーマンスだよ」