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剛腕バーランダーが離脱… 大ピンチのアストロズに26歳復活右腕が自信「絶対に好投してみせる」

2020/03/13

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17年ALCSでは伝説の24球連続カーブ

 右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復活を目指すヒューストン・アストロズのランス・マッカラーズJr.投手が、今季への意気込みを語った。米公式サイト『MLB.com』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 

 
 ここ数年は充実した先輩陣だったアストロズ。しかし、今季は例年のように圧倒的ではないかもしれない。8日(同9日)のオープン戦でエースであるジャスティン・バーランダー投手が右広背筋を痛めて離脱決定。開幕前から昨季サイ・ヤング賞右腕を欠く状態になった。
 
 チームにはまだ昨季18勝を挙げたザック・グレインキー投手がいるものの、他に実績のある投手は少なく、若手投手がローテを占める見込みだ。早くも危機的状況を迎えることになったアストロズだが、一方で明るい話題もある。それは昨季全休のマッカラーズJr.が今季から復帰することだ。
 
 現在26歳のマッカラーズJr.は2015年にアストロズでデビュー。先発投手として頭角を表し、18年には自身最多の10勝をマークした。生え抜き選手としてエース格への成長が期待されていた中、同年終了後に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。
 
 ここまでオープン戦では3試合に登板するなど術後経過は順調。2017年アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第7戦では、強力ニューヨーク・ヤンキース打線相手に24球連続でカーブを投げて無失点に切り抜け、大きな話題を呼んでいた。同年には自身初のオールスターゲームにも選出されていただけに、復活への期待は大きい。
 
 また、今季についてマカラーズJr.は「シーズンを通して活躍することは難しいが、彼(バーランダー)が不在の間は絶対に好投してみせる」とコメント。エース不在の先発陣を率いる自信を覗かせた。
 
 なお、アストロズはサイン盗み疑惑の影響で、オープン戦では既に大ブーイングを浴びており、中にはサイン伝達に用いられたとされる“ゴミ箱”を持ち込む相手ファンもいる。士気低下は避けられず、ア・リーグ西地区で絶対的存在とは言えなくなっただけに、バーランダー復帰までは何とか持ちこたえたいところだ。



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