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エンゼルス・大谷翔平、開幕投手の可能性が浮上 最短開幕5月中旬は球団方針の復帰時期と重なる

2020/03/18

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当初は開幕ローテ入り目指し調整、オープン戦は新加入バンディが好調も…

 メジャーリーグは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の米国内での感染拡大を受け、レギュラーシーズン開幕を少なくとも5月中旬まで再延期すると発表した。これを受けて、投手としての復帰を目指すロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手には「開幕投手」の可能性が浮上している。
 

 
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国内では現在ドナルド・トランプ大統領により国家非常事態宣言が発表されており、スポーツ界にも大きな影響を与えている。メジャーリーグでも各球団に対して滞在地の選択肢を設けるなど対応。当初26日(日本時間27日)に予定されていた開幕は一時4月中旬になるとされていたが、16日(同17日)に少なくとも5月中旬に再延期されると発表された。
 
 先行きが見えない中ではあるが、選手たちはシーズン開幕を待ちながら準備進めている。
 
 中でも、エンゼルスの大谷はメジャー1年目以来となる「二刀流」復活を目指して投球プログラムを継続。球団方針として5月中旬にシーズン初登板を目指すとしていたことから、それに向けたブルペン調整などが行われている。
 
 オープン戦では打者として9試合に出場して19打数2安打(全て単打)、打率.105、1打点、11三振と苦戦していたが、米公式サイト『MLB.com』は本人が「エキシビジョンなので心配はしていない」とコメントしたことを報道。一方、投手に関しては少なくとも開幕が再延期されたことで「より良い方向に進む可能性がある」と好意的な見方を示した。
 
 元々開幕の先発ローテーション入りを目指し調整していたこともあり、球団が示した復帰時期と同じ5月中旬にシーズンが開幕されるとなれば、一時その可能性が無かった「開幕投手」の可能性が出てくる。
 
 エンゼルスの先発投手陣は、新加入の右腕ディラン・バンディ投手がオープン戦に4試合登板して3勝1敗、防御率1.59、計11回1/3を投げて16奪三振。被打率はメジャートップとなる.108をマークするなど絶好調ぶりをキープしている。また、同じく新加入の右腕マット・アンドリーズ投手やメジャー3年目のハイメ・バリア投手も順調に調整できていることから、大谷を含めて開幕投手を決めるのは難しい。
 
 それでも、右肘手術明けとはいえ速球で100マイル(約161キロ)前後を計測する大谷の爆発力を開幕戦から見せつけることはシーズンを通じて勢いを与えるというプラス要素もあるため、大谷にも大役の十分可能性があると言えるだろう。



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