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MLB、2020年ドラフト会議の中止が合理的である理由。球団側にもメリット、指名選手への影響は少ない?

2020/03/20

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ドラフト会議中止が合理的だと思われる理由

 MLBのドラフト会議で指名対象となるのは、米国、カナダ、プエルトリコの高校か大学に在籍するアマチュア選手である。高校生は卒業後、大学生は3年生を修了しているか21歳以上であることが条件だ。
 
 例年であれば、米国内の学生野球は2月から4月末ぐらいまでがレギュラーシーズンで、5月からプレーオフ、そして6月には前述のカレッジ・ワールドシリーズ(CWS)で幕を閉じる。
 
 だが現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ほとんどのリーグがレギュラーシーズンを中断かあるいは完全に中止している。MLB各球団のスカウトはドラフト直前のシーズンで選手たちのパフォーマンスを見ることができず、選手たちはプロ入り直前に実戦での経験を積む機会が失われた状態である。指名する方、される方の双方にとって、このままドラフト会議を予定通り行うことはギャンブルに等しいと言える。

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