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メッツに激震! 先発右腕シンダーガードが右肘トミー・ジョン手術、早くも今季終了が決定

2020/03/25

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復帰時期は早くて来季4月頃、先発陣弱体化避けられず

 ニューヨーク・メッツのノア・シンダーガード投手が右肘側副靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることになった。米公式サイト『MLB.com』が24日(日本時間25日)、伝えている。
 

 
 MLBではクリス・セール投手(ボストン・レッドソックス)、ルイス・セベリーノ投手(ニューヨーク・ヤンキース)らのトミー・ジョン手術が決定。多くの速球派投手が肘にメスを入れる中、“雷神ソー”の愛称をもつ剛腕投手までもが、手術を受けることになった。
 
 同サイトによると、メッツのシンダーガードは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響でオープン戦中断となる前から右肘に違和感を訴えており、精密検査を受けた結果、患部の損傷が判明。トミー・ジョン手術が必要と判断され、26日(同27日)にも手術を受ける予定となっている。
 
 手術を受けた場合、復帰に要する期間は一般的に12カ月から18カ月程度。そのため、復帰時期は早くても2021年4月以降となり、今季終了は確実となる。なお、5年目を迎えた昨季は32先発で10勝8敗、防御率4.28、197回2/3を投げて202奪三振と不本意な成績に終わっていた。
 
 シンダーガードはこれまでにも故障に悩まされており、17年には右広背筋の部分断裂でわずか7登板でシーズン終了、翌18年も右人差し指の故障で離脱した経験がある。今季は健康体での復活を目指し、オープン戦では3先発で防御率3.38、8回を投げ11奪三振と順調な仕上がり具合を見せていた。
 
 また、メッツにとっても、ジェイコブ・デグロム投手に次ぐローテ2番手として期待されていたシンダーガードの離脱は相当な痛手となる。オフには同じく速球派のザック・ウィーラー投手が同地区のフィラデルフィア・フィリーズにFA移籍しており、先発陣の弱体化は避けられない。
 
 そのため、昨季途中加入のマーカス・ストローマン投手、オフに新加入のリック・ポーセロ投手、マイケル・ワカ投手らの活躍が優勝への必須条件となるだろう。オフにはカルロス・ベルトラン監督解任など一悶着あったメッツだが、15年以来の地区優勝は実現するだろうか。



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