MLBは無観客&選手隔離で開催可能。感染症研究所長ファウチ博士が発言、州知事らも「前向き」
2020/04/16
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トランプ大統領は開幕熱望
無観客開催が実現するとしたら、実際にプレイする選手たちの何人からは数か月間ホテルに隔離されることに対して不安を述べる声も上がっている。だが、「ナショナル・パストタイム」(国民的娯楽)と呼ばれるメジャーリーグの試合を観たいという声は今後もますます高まっていくだろう。ドナルド・トランプ米国大統領もその1人だ。
ファウチ博士から頻繁に助言を受けているトランプ大統領は冷え込んだ国内の経済を再興させるための政策の1つとしてスポーツを重要視している。4月4日(同5日)には、NFL、MLBなど米国メジャープロスポーツのコミッショナーたちと電話会議を行っている。
参照記事:MLB、8、9月でも開幕は無理? トランプ大統領が希望するも、カリフォルニア州知事は否定的見解
さらに14日(同15日)には、政府の経済諮問機関にスポーツ界を代表して、アダム・シルバー氏(NBAコミッショナー)、ジェリー・ジョーンズ氏(NFLダラス・カウボーイズのオーナー)、ロバート・クラフト氏(NFLニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー)、マーク・キューバン氏(NBAダラス・マーベリックスのオーナー)らが加わることが発表された。その際にトランプ大統領は以下のように述べている。
「私たちはスポーツを取り戻さなくてはいけない。14年前の野球の試合を(テレビで)観ることには飽き飽きした」
角谷剛