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大物代理人スコットボラス氏、ワクチンを「待ってはいられない」。韓国とシンガポールの対策を踏襲したMLB開催の段階的アプローチを提案

大物代理人として知られるスコット・ボラス氏が、ニュース専門放送局『CNBC』のインタビュー番組に出演し、MLBの2020年シーズンを開催する方法について、自らの考えを語った。

2020/04/24

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米国内の他の集団にとっても良いサンプルになる

 ボラス氏は野球界において数多くの超大型契約を手掛けてきたが、実は弁護士資格と薬理学の博士号を取得しており、代理人キャリアの初期にはいくつかの製薬会社もクライアントに抱えていた。
 
 そのボラス氏はこう言った。
 
「製薬会社がワクチン製造を成功させるまで待ってはいられない。我々はそれより早く行動しなくてはいけない」
 
 
 カリフォルニア州ニューポート市に住むボラス氏は、3月中旬に同州で自宅待機令が発令されて以来、免疫学者や医療専門家らと議論を重ね、独自のMLB開催プランを考えるに至った。それは健康なアスリートたちの集まりであるMLBだからこそ先行して実行することが可能であり、後に続く米国内の他の集団にとっても良いサンプルになるだろうとボラス氏は述べた。
 
 ボラス氏の案は選手たちをいくつかのグループに分け、それぞれのグループを段階的に球場へ戻し、かつお互いを隔離することが主要なアプローチになっている。ボラス氏によれば、そのコンセプトは韓国とシンガポールが新型コロナウイルスの感染拡大を防いだ成功例を踏襲したものだ。韓国ではいち早くプロ野球のオープン戦を4月21日から無観客開催で再開し、5月5日には本シーズン開幕を予定している。

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