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「投げたいところに投げることができた」後半戦への期待が膨らむ田中の快投114球

前半戦最後の試合で今季最多の114球、7回2/3を2安打2失点に封じる好投を見せた田中。そのピッチングに称賛の声が集まっている。

2015/07/10

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今シーズン初の100球越え

 ジラルディ監督も「本当によくコントロールされていたし、スライダーもスプリットも効果的に使っていた」、「彼が長いイニングを投げてくれたことは本当に重要だった」とフロントスターターとして期待する右腕の快投を様々な点から絶賛した。

 またこの日、久しぶりの好投と共に注目を集めたのが田中の球数。この日の114球は今年初の100球越え。昨年6月28日にレッドソックスを完封した試合で116球を投げた以降では最多の数字だ。『Newsdays』が「Amazing! Masahiro Tanaka allowed to throw 114 pitches」(驚くべきことだ!田中が114球も投げることを許された)と報じるなどその球数は大きな驚きを伴って受け止められている。

 ジラルディ監督は田中の球数についてリハビリ登板では最高でも75球しか投げていないことを理由に慎重な起用をしていたことを認めながらも今後は

You watch the games, and you watch the innings and how hard he works.”
「試合展開とイニング、そして田中がどういったピッチングをしているかを見て起用していく」

と明言しており次回以降も今日のようなピッチングができればより長いイニングを任せられることが増えそうだ。

 首位ヤンキースから最下位レッドソックスまでわずか5.5ゲーム差。激戦のアリーグ東地区を勝ち抜くにはフロントスターターである田中の活躍が必要不可欠だ。
 監督も「我々のためにも素晴らしい後半戦を過ごしてほしい」とその活躍に大きな期待をかけている。

出典:Tanaka’s top-flight potential returns in Bronx by Paul Hagen in MLB.com on Jul.9 2015

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