イチローが新人王&MVP、新庄剛志は4番起用も――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2001年編】
2020/07/03
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2人の日本人選手が、野手として初のメジャーデビュー
1964年に日本人初のメジャーリーガーとなった村上雅則、1995年に30年ぶりの日本人メジャーリーガーとなった野茂英雄をはじめ、10人の日本人投手がメジャーデビューを果たしていたが、これまで日本人野手の存在はなかった。2001年はその歴史が変わった年でもある。
同年は、2人の日本人野手がメジャーデビューを飾った。1人はニューヨーク・メッツに入団した新庄剛志。そして、もう1人がマリナーズに入団したイチローだ。
新庄は、阪神タイガースからFA移籍でメッツに入団。NPBではベストナインを2回、ゴールデングラブ賞を7回獲得した。打撃タイトルの受賞歴はないが、敬遠球に飛びつきサヨナラ打を放つなど、記憶に残るプレーで多くのファンを魅了した。
MLBでは開幕戦で代走としてメジャー初出場を飾り、同試合で初安打も放った。本拠地開幕戦ではスタメン出場し、初本塁打を記録。その活躍からレギュラー格へと這い上がっていった。
活躍を続けていた新庄だったが、6月に故障者リスト入り。復帰後は持ち味の守備をはじめ、首脳陣からは勝負強い打撃も評価され、クリーンアップを任される試合も増加した。プレーオフ争いを繰り広げたシーズン最終盤には、4番としても起用され、チームの中核を担った。
最終的に規定打席には到達しなかったものの、123試合に出場し、打率.268、OPS.725、2桁10本塁打を記録。出塁率、長打率なども平均に近い数字を残した。また、守備では打撃を上回る貢献度を見せており、外野の3ポジションを満遍なく守り、12補殺を記録。上々のメジャーデビューとなった。