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田口壮がメジャー挑戦、イチロー、新庄剛志のメジャー2年目は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2002年編】

2020/07/04

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イチロー、メジャー2年目の活躍

 そして前年にシーズンMVP、新人王など多くのタイトルを獲得し、華々しいメジャーデビューを飾ったイチローだ。
 
 2年目を迎えた2002年のイチローは、前年同様「1番・右翼」を主戦場とし、その活躍で打線を牽引した。
 
 春先から好調を維持。特に5月は月間打率4割を超えるなど、前年を上回るペースで安打を量産し、一時はリーグ首位打者に躍り出た。
 
 しかし、8月に入ると成績が悪化。イチローの不振と同時にチームも下降線を辿った。9月に2年連続のシーズン200安打を達成するも、チームは地区3位の成績に終わった。
 
 最終的に157試合に出場。打率.321、208安打、31盗塁の好成績を記録。守備でも相変わらずの高い貢献度を誇り、2年連続でゴールドグラブ賞を獲得した。打撃成績は前年と比較すると劣るが、打率はリーグ4位、安打数は1本差でリーグ2位となっており、同年もメジャー屈指の好打者として強い存在感を放った。
 
 
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