MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング21位~25位。21歳のスラッガー、強打の遊撃手たちも(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/02
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【総合25位】フアン・ソト
ナショナルズの球団初の世界一に貢献した21歳のソト。鮮烈なデビューからシーズン終了まで活躍した1年目に続いて、昨季はメジャー2年目ながら150試合に出場してさらなる進化を遂げ総合25位に入った。
150試合のうち130試合でクリーンナップ4番を任され、153安打、32二塁打、34本塁打。これらはもちろんキャリアハイで、長打率.548で「長打力」は91点をマークした。132三振で三振率が20%と高くなったが、一方で四球を108個も選んだことで出塁率4割を超えた。
自身で決める能力と、つなぐ能力を兼ね備えた「理想的な4番」といえる。とはいえ三振数が減ることは走者の進塁とともに得点力につながり、エンゼルスに移籍したアンソニー・レンドーン内野手の穴を成績で埋めることにもなりそうだ。
課題は三振の数と74点だった「走力」。スプリント能力を劇的に高めることは難しいが、2018年から7個増え12個となった盗塁数の維持とともに、走者としても次の塁を狙う意識を高め二塁打の数をさらに増やしていきたいところだ。