MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング21位~25位。21歳のスラッガー、強打の遊撃手たちも(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/02
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【総合24位】ユリ・グリエル
アストロズ加入後4年間のグリエルの活躍ぶりはいずれもチームの大きな力となっているが、昨季はその中でも最も貢献したシーズンであったと言える。総合24位タイではあるが、一塁手としては最高位だ。
グリエルの打撃で最も投手を困らせるのは、三振の少なさ。キャリアで最も多い144試合、612打席の中で三振数は65個、三振率は10.6%と類い稀な低さを誇っている。打率も2年目の.299に次ぐ.298と3割に迫っていたことから、「コンタクト力」は94点と高い水準となった。
また、自身最多168安打に加えて、これまで最多だった2017年の18本塁打を大きく上回る31本塁打。二塁打も40本も突破したことで長打率.541となり、「長打力」も90点に達している。得点圏打率も.301で「勝負強さ」は85点と高く、錚々たる強力打者の中でも中心打者の役割を全うした。