松井秀喜がメジャー挑戦、イチローら3選手の活躍は――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2003年編】

2020/07/05

baseballchannel

タグ： 2003, FA移籍, MLB, ア・リーグ, アトランタ・ブレーブス, アメリカン・リーグ, アルバート・プホルズ, アレックス・ロドリゲス, イチロー, カルロス・デルガド, ゲーリー・シェフィールド, ゴールドグラブ賞, コロラド・ロッキーズ, サンフランシスコ・ジャイアンツ, シーズンOPSランキング, シアトル・マリナーズ, ジム・エドモンズ, スポーツ, セントルイス・カージナルス, デビッド・オルティス, トッド・ヘルトン, トロット・ニクソン, トロント・ブルージェイズ, ナ・リーグ, ナショナル・リーグ, ニューヨーク・ヤンキース, バリー･ボンズ, ポスティングシステム, ボストン・レッドソックス, マニー・ラミレス, メジャーデビュー, メジャーリーグ, 新庄剛志, 日本人選手, 日本人野手, 松井秀喜, 田口壮, 鈴木一朗

イチロー、メジャー3年目の活躍

　メジャー2年間で実績を積み重ね、マリナーズ打線の中核を担うイチロー。
 
　3年目を迎えた2003年も、不動の「1番・右翼」として変わらぬ活躍を続けた。
 
　春先は打撃の調子がいまひとつだったが、5月に入ると安打を量産。オールスターゲームにも3年連続でファン投票の両リーグ最多得票で選出されるなど、実力だけでなく、メジャーの顔ともいえる人気を誇った。
 
　8月に打撃が湿りがちになると、前年と同じくチームも失速。自身は200安打に到達するも、チームは僅差で地区2位となった。
 
　最終的に159試合に出場。打率.312、212安打、34盗塁と2003年も好成績を残したイチロー。守備でも3年連続ゴールドグラブ賞を獲得する名手ぶりを発揮した。同年はア・リーグ7位の打率、3本差でリーグ2位の安打数となっており、メジャー初の2桁13本塁打を放つなど、長打力も見せた。