MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング16位~20位。勝負強い長距離砲、足が武器の安打製造機も(2019シーズン版)
マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする
2020/07/03
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【総合16位タイ】ラファエル・デバース
レッドソックスの正三塁手の座をデビュー後わずか3年で確固たるものにしたデバースが総合16位タイにランクイン。昨季は自己最多となる156試合に出場し、打率、安打数、二塁打、本塁打などほとんどの打撃成績がキャリアハイをマークした。
昨季メジャーでシーズン200安打を達成したのは2人のみ。そのうち1人がデバースだった。121試合に出場し108安打を記録した2018年から、大幅にその数を伸ばし201安打。それに伴って打率が高くなるのは当然だが、54二塁打、32本塁打と開きかけていた「長打力」が93点と“満開”の時を迎えた。
何よりも心強いのはポイントゲッターとして得点圏打率が.336と高いこと。これが昨季の66から115に激増した打点を生み、「勝負強さ」は90点としている。
一方の守備では、失策数が22個、DRSも-6と絶不調。「守備力」が61点ともろに課題が露呈する形となったことで、今季は守備力の強化を徹底し、せっかくの得点能力を妨げる失点をできるだけ減らして勝利に貢献していきたいところだ。